■作者
今村昌弘
■あらすじ
神紅大学ミステリ愛好会会長にして名探偵・明智恭介とその助手・葉村譲は、なんとかして映研の夏合宿に参加したかったが断られ続けていた。
そんなとき彼らの前に不思議な体質を持つ少女・剣崎比留子が現れ、彼女を通して映研夏合宿への参加が決まる。
3名は映研メンバーとともにペンション・紫湛荘を訪れるが、そこで前代未聞の大事件に巻き込まれ、ペンション内に閉じ込められてしまう。
■感想
本を読む前にあらすじを調べたところ、前代未聞の大事件の内容を知ってしまい、よくあるパターンの物語なのかと思っていた。
が、全然違うじゃねーかよ。
登場人物も個性的でわかりやすかったし、文章も読みやすかった。
どの作品もそうなのですが、犯人って何故あんなにも機転が利くのだろうか。。。
最初はターゲットをどうにかして殺害するくらいしか考えていなかったのに、あのトリックは何よ!
臨機応変に対応しすぎだろ!!
読み終わった後は喫茶店に行ってクリームソーダを注文したくなる作品です。